インドの、しかも占星術を、真面目に、たのしくわかるように紹介したことの功績は大きいと思います。画も、構成も、文章表現も、取材もご自分でやっておられるわけですから。著者が「マンガ家になって35年最も苦労した本」というのもわかります。先生との出会い、占星術の基礎知識、占われる側の視点が、うまく絡みあって、蓮の花という最終的なメッセージにたどり着く。マンガのトーンもいろいろ貼ってあって楽しめました。