【インドの州】7:グジャラート州

#ダイヤモンド

インド国内で工業生産が最も盛んな州で国内の約4割を占める。ジャームナガルにあるコンビナートでインドの石油化学製品の約7割、医薬品の約4割を生産。全長1,670キロメートルにもおよぶ海岸線はインドの州の内最長で伝統的に製塩業も盛ん、インド全体の塩の約8割を生産。塩と石灰石から製造されるソーダ灰も約9割、石灰石はセメント製造にも用いられる。海外との宝石取引の拠点ともなっており、スーラトのダイヤモンド取引は盛んである。手先が器用で視力がある児童労働の問題もある。

#蝗害

ガンディーナガル(Gandhinagar)が州都。アフマダーバード(Ahmadabad)は州内最大の都市。アーメダバード等とも表記。6,000万を超える人口の多くはカーティヤーワール半島に居住。農産物では綿花、タバコ、落花生、ナツメヤシ、サトウキビ、コメなどの生産。乳製品の産地でもある。1994年、2019年には蝗害が発生。2019年の発生の際には殺虫剤による駆除のほか鍋などの金属を打ち鳴らして追い払う風習がみられた。内陸の気候が海に面した州の世界進出の背景。

#ガンディーの故郷

「インド産業の父」と呼ばれるジャムシェトジー・タタや「インド独立の父」と呼ばれるマハトマ・ガンディーが生まれた。英語圏の東アフリカ、米英に移民として出たものも多い。ガンディーは南アフリカでその後の活動の基礎を作った。これら地域のインド人はグジャラート出身者でグローバル人材。

#2002年動乱

古くから西アジアとの重要な交易地。インダス文明の港湾都市ロータルやドーラヴィーラなどが栄えた。10世紀にはガズナ朝のインド侵攻が始まり、1025年にはマフムードによってソームナートのヒンドゥー寺院が破壊された。13世紀にはデリー・スルターン朝のもとでイスラーム教徒がグジャラートを征服。アフマド・シャー1世の代に、アフマダーバードを首都にして栄えた。1573年、アクバルによってムガル帝国に併合。2002年2月27日、ゴードラー列車襲撃事件からグジャラート動乱に発展。

#グジャラート地震

2001年1月26日。共和国記念日の朝、ブージ近郊で発生。パキスタンの一部でも観測された。モーメントマグニチュード(Mw)は 7.7。死者 2万人以上、100万棟以上の建物が倒壊または損傷した。混乱の中から生まれたのがのちに首相となったナレンドラ・モディ。

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