新型コロナ禍に追い打ちをかける印パのバッタの被害、中国がパキスタンを支援する

バッタの脅威が迫っている。農夫は彼の不毛の畑に立つ。発育不良のクミンが点在する。今年1月にイナゴが侵入する前は、クミン、マスタード、ひよこ豆の植物が生い茂っていた。20分ですべてがなくなった。日陰では食べないので、大きな木の下の小さな茂みだけが免れた。沙漠の州ラジャスタンの食糧が脅かされている。ラジャスタン州は4月25日、中央政府に8億4000万ルビー(約12 億円)の追加支援を求めた。
 2019年12月以降の異例のバッタの国際的な大発生はアジアの前にアフリカの角と中東に広がった。2019年にインド洋の西部で8つのサイクロンが発生し、農地に大雨をもたらした。バッタの繁殖は土壌水分と食料に関係する。雨は個体数に大きな影響を与える。
 インドとパキスタンの協力が進められている。1979年のイラン革命がイランとパキスタン間のイナゴ管理協力を難しくした。1日あたり約100マイルで長距離を移動する可能性がある。イエメンで発生した群れが2週間でインドを攻撃できることになる。

 6月にはインド洋一帯が雨季になる。バッタが大繁殖する危険がある。巨大な群がアフリカから波状攻撃のようにアジアに迫っている。東アフリカで、サバクトビバッタの大群が発生した。2月の大発生は食糧危機への警戒からエチオピア、ソマリア、ケニアなどで緊急事態が宣言された。世界食糧計画(WFP)は新型コロナ以前には1億3500万人だった飢餓人口が2億5000万人を上回ると試算している。
 パキスタンでは農業被害が拡大しており、国際農業機関(FAO)は小麦などの15%が被害を受け農業損失額が13億ドルとみている。中国は2月にパキスタンに専門家チームを派遣し3月には殺虫剤と噴霧器を送った。長距離を飛ぶバッタが中国にまで及ぶ可能性もあるのか。

 コロナ禍にバッタ禍が重なる。

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