【インドの音楽】バーンスリー

Bansuriはインドの管楽器。2.5オクターヴ(6穴)と3オクターヴ(7穴)がある。バーンスリーを持ったクリシュナ像。インド亜大陸発祥の木管楽器。竹製の横笛。伝統音楽・現代音楽などで使われる。北インドのヒンドゥスターニー音楽で使用される最も代表的な楽器。

南インドの民族音楽では横笛のヴェーヌがある。バーンスリーは伝統的にはヒマラヤ山脈山麓の多雨地域で育った竹のうち、稈の一節間が楽器の長さになる程度まで自然成長により生育したものから作られる。 現代では象牙やガラス繊維製、金属製のものも存在する。一般的には30センチメートルほど。指孔を6持ち、およそ2オクターヴ半の音域をカバーするが、指孔が7のものは全長が75センチメートルほどで3オクターヴをカバー。

中根東八幡社神楽より引用。バンスリの音色の魅力は、やっぱり低くて柔らかい音。低いキーのバンスリが欲しくなる。長いバンスリは、指孔間距離だけでなく指孔自体がかなり大きい。指の細い女性では、指は届いても、指孔が大きすぎて押さえきれない。3800円のティラキタ。海外送料が1本で30ドル。バンスリのメーカー。Riyaz、Punam。篠笛は内側が漆が塗ってある。バンスリは竹の生地のままで凹凸がある。篠笛に比べて内径が太い。篠笛は澄んだ透明感のある音、バンスリは柔らかくて温かい音。手入れはオイリングが重要だとのこと。特に唄口付近の内側。オイルは、ココナツ・野菜・アーモンド・マスタード・クルミ油。

かのうクリニックHPより引用。ヒンドゥー教では、シヴァ神が破壊を、ヴィシュヌ神が世界の維持を司る神であるのに対し、クリシュナ神は、愛・喜び・美しさ・恋など、芸術的なもの、官能的なものを象徴している。有名な叙事詩「ラーマーヤナ」や、抒情詩「ギータ・ゴーヴィンタ」などのクリシュナ神のエピソードがある。クリシュナの有名な物語、牛飼いの乙女達との若き日の戯れの中にバンスリが出てくる。
「ラーダと呼ばれる娘にすっかりほれ込んでしまったクリシュナは、ある日、若い乙女たちがヤムナー川で水浴びをしているときに、乙女たちの服を盗んで木の陰に隠してしまいました。クリシュナは横笛を吹くことによって乙女たちを呼び出し、乙女たちがひとりずつ祈りのように手を合わせ出てくるまで、服を返しませんでした。」
牛飼いの乙女たちを月光の下に呼び出すクリシュナの横笛の音色は、聞く者すべてに天上の喜びを与える、崇高な神の声を象徴すると言われる。静かにメロディーラインを追ってゆくと、瞑想の境地に入ってゆきそうになる。

ムンバイでバンスリの修行をしている永井由香さんとクラブハウスで知り合った。