ディワリ 光と家族の祭り
インドを語る上で欠かせないキーワードにいる大祭りのディワリについて。毎年恒例のインドのお正月にあたる光のフェスティバルと呼ばれる。都心部などでは街中がイルミネーションや華やかなデコレーションに埋め尽くされる。インドでは年間でこの時期最も消費が高まる時期と言われる。各地でセールが開催されたり人でも街中も人出が増えて来てもにぎやかな雰囲気になる。日本でいうと年末年始かクリスマス。一足早い冬の訪れをインドが伝えてくれる。
各家庭では大掃除をしたり新しい服に着替えて親戚や近所の人へお菓子を配りに行ったりする。女性は民族衣装のサリーやパンジャビドレスなど。男性や子供も洋服を新調したりする。毎年この10月の末から11月の初めに第7番目の月初め。新月の日に当たる。今年2021年のディワリは11月4日。5日間にわたってお祝いが続く。その前には断食をする習慣もある。
インド、パキスタン軍はカシミールの実効支配線LoCでディワリのお菓子を交換した。ほほえましい。スリナガル。LoCのウリセクターのカマンポスト近くのアマンセトゥ橋で2つの軍隊の間で行われた。「お菓子の交換は、祭りの真の精神で平和、調和、思いやりを促進するジェスチャーとして行われました」と軍。イベントは、両軍が管理ラインに関する停戦協定に厳密に従っているときに開催された。
5日間の祭りは、闇に対する光の勝利を祝う。特に4日目はヒンドゥー教の富の女神に忠実に祈る祝祭の主要な日。ニューヨークの世界貿易センターも最初のディワリ祭のためにライトアップ。人々は暗闇に対する光の勝利を示すために小さな土製のランプを点灯した。10億人以上のヒンズー教徒が世界中でディワリ祭を祝う。
ディワリ、またはディーパバリは、サンスクリット語で「粘土ランプの列」を意味する。インドの多くの人々にとって悪に対する善の勝利への賛歌である休日。精神的な暗闇から彼らを保護する内なる光を象徴する。家の外でランプを点灯する。光が心の中を照らす。祭典は、ラーマとシーターがインドの古代都市アヨーディヤーに戻ることを中心とする。シク教徒、ジャイナ教徒、仏教徒も休日の独自の伝承を持っている。5日間のコースには、家の掃除、新しい家具の購入、愛する人との贈り物の交換が含まれる。幸運をもたらすために新しい台所用品を購入する。インド北部の寺院の町アヨーディヤーでは、当局が川のほとりに沿って約100万個のそのようなランプを点灯し
インドは2070年までに正味ゼロ排出量を約束した。石炭採掘も拡大したいとしている。た。ディワリ爆竹によって引き起こされる大気汚染も深刻な問題になっている。2016年と2017年、インド最高裁判所は首都ニューデリーでディーワーリー前の爆竹の販売を禁止する判断を下した。この決定に抗議したり、市外や密買業者から花火を購入したりするニューデリー市民もいる。
ディワリ祭の前夜に行われたディーポツァフの祭典では、サラユ川のほとりに土製のランプが灯された。アヨーディヤーはヒンドゥー教の神ラーマ卿の発祥の地であると信じられており、ディワリは彼が悪魔を倒して帰国した日である。勝利を祝うのがダセラ、帰還を祝うのがディワリ。インド全土で、お祝いの花火や祈りの音楽。
別名「光のフェスティバル」とも呼ばれ、ヒンドゥー暦のカールッティカ月の新月の夜(グレゴリオ暦では10月から11月)に5日間かけて祝われる。ジャイナ教では同じ日を開祖マハーヴィーラがニルヴァーナを得た日(命日)として祝う。シンガポールやスリランカでは祝日になっている。インドでは国の休日ではない。ヒンドゥー教の女神ラクシュミーをお祝いする。
前日:断食をする
1日目: ダンテーラス
2日目: ナラクチャトゥルダシー
3日目: ラクシュミー・プージャー(ラクシュミーにお祈りをする)
4日目: 新年
5日目: バーイー・ドゥージュ
期間中は買物をすると縁起が良いとされ、特に耐久消費財の需要が伸張する。自動車、家電業界などではこの時期をかき入れ時として販売に力を入れる。年々、各地で華やかな電灯が登場し、派手な飾り立て行われることが有名となっているが、本来は素焼きの器に火を灯す行事であった。
ディワリには大切なアイテムがある。
①ランゴリRangoli Diwali
ヒンドゥー教の富の女神ラクシュミーは清潔な家だけを祝福する。色付きの米、粉、砂、または花びらなどを使って、地面に美しい模様を描いて玄関の床を飾る。カラフルなランゴリは、幸運をもたらす「吉祥文様」
②ディヤ(オイルランプ)Diwali diya lamps
家の中を照らすために使用されるオイルランプ。素焼きのディヤは色彩で塗る。金で縁取る。ディワリは、ライトの列を意味する “Deepavali”。キャンドルはディワリのお祝いの中で最も重要な儀式。
③プジャLakshmi Diwali
3日目のラクシュミー・プジャのほかにもプジャが行われる。富と繁栄を願う。
④お菓子Indian sweets mithai
ジャレビ、カランジー、ココナッツ入りのラドゥ。家族、友人、隣人への贈り物。
⑤花火fireworks
3日目の晩、お祈りやお祝いの後に大量の花火が用いられる。
1日目。掃除ししたりだとか日本の大晦日の掃除と似ている。インドのオンラインショッピングなどでもディワリセールっていうのが開催される。
2日目。家の周りにランプを飾る。ランゴリで飾る。丸いだけとは限らない。都心部の商業施設や家の外壁に電飾を張り巡らす。女神か家を見つけやすいように印をつける。
3日目。収穫のシーズンでもあり豊穣も意味することがある。ラクシュミを家の中に迎え入れるため家の中にオイルランプのディアが灯される。
4日目が「本番」。今年は11月4日。親戚や友達が贈り物を持って集う。新しい年の始まりを祝う。一晩中、爆竹が鳴り響き、夜を徹してパーティミュージックが流れる。
5日目には嫁いだ姉や妹の家を訪れてごちそうをふるまってもらう。8月には逆の日・女性が実家の兄や弟の男兄弟を訪れる。ディワリの最終日の5日目の場合は逆にあの男兄弟が女性の嫁ぎ先を訪れる。ディワリは家族の祭りでもある。
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