♯印パ緊張
「ジャイシュ=エ=ムハンマド(JeM)(意味 ムハンマドの軍隊)」は、パキスタンが実行支配するカシミール地方のアザド・カシミールを拠点とするイスラーム過激派で、カシミール地方のインドからの分離を目指しテロ活動をしており、カシミール地方では最も過激な組織とされる。パキスタンもムシャラフ政権が2002年に非合法組織に指定。マウラナ・マスード・アズハール(Maulana Masood Azhar 1968~)はカラチでイスラム原理主義組織のハラカト=ウル=アンサール(Harkat-ul-Ansar、HuA)の幹部としてソマリアのイスラーム過激派のアル=イテハド・アル=イスラミーヤ(Al-Itihaad al-Islamiya)やアルカーイダと関係を築いた。
一九九二年十二月、カトマンズ発デリー行きのインド航空814便がHuMによってハイジャックされた。HuMは1989年にサイイド・アフガニ(Sajjad Afghani)をリーダーに生まれたカシミールの武装組織である。機体はターリバーン統治下のカンダハールに着陸させられた。乗客の解放と交換でアズハールはインド政府から釈放され、直ちにHuMのメンバーを集めて、より過激なジャイシュ=エ=ムハンマドを誕生させた。「ジャイシュ=エ=ムハンマド(JeM)は、2001年12月13日、ラシュカレトイバ(LeT)との共同作戦でインド国会議事堂を襲撃した。###