医療ドローンは新型コロナ対策に役に立つのか?【必要は発明の母でテランガナ州の取り組みの検証と拡大が急がれる】
Telangana州はドローンのヘルスケアに取り組みApollo Hospitalsと提携した。アポロ病院はインド有数の病院。ドローンを介して血液と医療サンプルの輸送を提供する。このイニシアチブは世界経済フォーラムやアポロ病院のグループ会社であるHealthnet Global Limitedと共同で設計された。
ドローンは遠隔地の農村地域の人々が重要なサービスに接続できるように支援する。世界経済フォーラムの航空宇宙およびドローンの責任者ティモシー・ロイター「このフレームワークを採用することで、Telanganaは命を救うことができるシステムの導入に一歩近づいた」。
世界経済フォーラムはルワンダでも同様のプロジェクトを実施している。ルワンダでは医療品の配達時間を4時間から 15分に短縮し、場合によっては数千人の命を救ったとされる。テランガナ州のIT大臣であるKT Rama Rao氏。ドローンを使って、血液やその他の医療品を遠隔地やアクセスできない地域の人々に届けることが社会的利益のためのテクノロジーの使用を実証する模範的なプロジェクト。
グローバルマーケットインテリジェンスおよびアドバイザリー会社のBISリサーチによると、インドのドローン市場は2021年までに8億8,700万ドルになると予想される。2018年9月、民間航空省(MoCA)は、商用ドローンの飛行を合法化。公共スペースでのドローンの運用に関する規制、特に商業規模で実施される規制を提案。
インドの科学技術省は、人工知能やビッグデータなどのドローンやテクノロジーを使用して、10 cmの解像度で国をデジタルでマッピングする政府のプロジェクトを発表した。地図には、土地の詳細、社会経済データ、道路網など、あらゆる種類の記録が含まれるという。
6月初めに民間航空を規制する機関である民間航空総局は、ベンガルールを拠点とする2つのドローンスタートアップであるSkylark DronesとThrottle Aerospace Systems を認定。小型ドローンのカテゴリーでは、唯一のドローンメーカー(Aarav Unmanned Systems)が正式な認可を受けた。
Medical from the Skyは、インドのテランガナ州政府およびアポロ病院と連携した世界経済フォーラムのイニシアチブで、この地域でのドローンベースの医療配達に貢献した。世界経済フォーラムは、インドの民間航空省とインドの空港当局が主催するイベントであるウィングスインディア2020で、テランガナ州政府とワークショップを開催しパイロットプロジェクトを設計。インドでの医療用品のドローン配送。このコミュニティはドローンがCOVID-19に対するインドの対応をどのようにサポートできるかを検討している。
民間航空省は最近、オンラインデジタルスカイプラットフォームを通じてCOVID-19関連アプリケーションのドローン飛行要求を迅速化するための特別な手順を作成し、現在の危機でテクノロジーが果たすことができる重要な役割を認めましたという。
必要は発明の母。時間がない。