軍事大国化するインド、アメリカ中国に次ぐ3G入りで輸入大国から国産輸出へ

世界の軍事費のランキングはアメリカ、中国、インド。インドは軍事の部門で3Gとなった。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の調べで、2019年の世界の軍事支出は前年比3.6%増の1兆9170億ドル(約205兆5830億円)になった。SIPRIは、軍備管理と軍縮に関する研究を行う国際機関。2019年の主要国の軍事支出動向報告書によると、軍事費はアメリカ、中国、インド、ロシア、サウジアラビアの順になった。この5カ国で全体の62%を占める。2019年の世界の軍事支出は世界のGDPの2.2%を占める。1989年以降アジアでの軍事費は毎年上がり続けている。
 世界ランキングでインドは3位。中国の2位に続く。アジア勢が世界のトップ5に入るのは初めて。中国は前年比5.1%増の2610億ドル(約27兆9900億円)。インドは同6.8%増の711億ドル(約7兆6200億円)。中国はロシアを抜いてアメリカに次ぐ世界第2位の武器製造国となっている。

 SIPRIによると、インドの2013~17年の武器輸入額は世界の12%を占めて世界各国で最も多かった。軍事費が多い理由は買い物が多かったのだ。モディ政権は防衛産業の規制緩和を進めた。外資の出資比率の上限を26%から49%に引き上げた。ただ49%を超える場合には政府の許可が必要で出資国は経営権は握れない。国産化が進む。国産になれば輸出もさらに進むことになる。

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