新型コロナによる全土封鎖が世界一長く続くインドでフラミンゴの大群
インド全土封鎖が2週間の再延長となった。世界最長の全土封鎖は5月17日まで。いつまで続くのか。まだら模様の解除の動きもあるが感染爆発は国の生死にかかわるインドは徹底している。2020年5月1日に政府が発表。3日までとしていた全土の都市封鎖を延長され延べ54日間となる。米ョンズ・ホプキンス大学の集計ではインドの累計感染者数は5月1日時点で3万5000人超。封鎖時には657人だった。ムンバイ、ニューデリー、グジャラート州で感染者が増え続けている。
ムンバイにはフラミンゴの大群が押し寄せた。今年が初めてではないが、その数15万羽に及ぶという。繁殖と、静かな街がその理由。水かきのある長い脚と曲がった嘴。大型の水鳥の群れがムンバイの空をピンク色に染めている。フラミンゴの語源はラテン語で炎を意味するフラマ。和名は紅鶴。膝にみえる部分が反対に曲がる。長時間、片足で立ち、飛び立つ時は長い助走をする。
ムンバイ・メトロポリタン・リージョン(MMR)の湿地へ毎年の移動を遅らせ街に群れていると自然史協会(BNHS)。建設工事や人々の移動がない静かな街。東部海岸沿いで湿地破壊が続く。繁殖を進めるタラウェ湿地では増加。ムンバイのゴルフ場開発計画にストップをかける。封鎖中に産業廃棄物が減少。プランクトン、藻類、微小生物が湿地の鳥の餌を形成した。