化学工場でガス漏れというと心配な事故、新型コロナの全土封鎖が影響したのか

マスクをしているのは、新型コロナ対策ではない。インド東岸の化学工場でガス漏れが発生し、少なくとも6人が死亡、1000人以上が病院に搬送された。港湾都市のビシャカパトナムにある韓国LG系の「LGポリマーズ・インディア」の工場の周囲3キロ圏内で人々がパニックに陥っている。路上に倒れている人も多い。2020年5月7日現地時間の午前3時半ごろ地元住民からの通報。容量5000トンのタンク2基からガスが漏れた。タンクはロックダウンで放置状態になりタンク内の化学反応で熱が発生しガス漏れになったのではないかと見られている。周辺には約500万人が居住している。
 インドでは1984年12月2日の深夜にマディヤプラデシュ州ボパールの化学工場からのガス漏れ事故が起きた。世界最悪の産業災害。農薬製造プラントからの強い毒性を持つイソシアン酸メチル(MIC)のガスや他の化学物質に地元住民が曝露した。アメリカの企業の工場で、インド政府は、不十分な保守作業が事故の原因と主張。ユニオンカーバイド社(UCC)はサボタージュ行為によって水がタンクに混入したと主張。被害も影響も大きかった。
 LGポリマーズの事故はどうなのか。心配になる。

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