新型コロナウイルスで死者が出ていない国のひとつが幸せの国ブータンだが

国民総幸福(GNH)が注目されてきた幸せの国ブータン。ヒマラヤの山腹の人口約80万人の小国は外科医の首相の指導で厳しい感染対策をとってきたが、隣国インドのロックダウンで物資が集まらない。これからも厳しい。
 ブータンでの初の感染者は外国人観光客。2020年3月6日に見つかった。インド経由パロ国際空港に到着したアメリカ人だった。感染国から帰国したブータンの学生からもその後、陽性反応が出た。外国人観光客の入国を制限、ティンプーなどの学校を閉鎖、国王が対策を指導。ブータンは2008年、王政から立憲君主制に移行。ワンチュク国王(40)の人気は絶大。ロテ・ツェリン首相(51)が手洗い設備の設置、手指消毒剤の配布、警戒監視などの厳しい対策を取った。ロテ・ツェリン首相は外科医でもある。2018年の総選挙で地方の医療充実を訴え勝利したとされ首相就任後も週末は国立病院に勤務した。
 ブータンは南でインドのアッサム州と西ベンガル州と国境を接する。ブータン政府は入国者に2週間の停留を発表。3月16日に入国する自国民を含む渡航者は入国から14日間、指定施設に入れられた。感染の疑いがあれば21日とされた。

 ブータンでは医療サービスは旅行者も含めて無料。伝統医学も西洋医学と同様に確立している。経済発展よりも国民幸福の国。とはいっても、基本は貧困は厳しい。ティンプーのJDWNR病院から医療機関が構成されるがCTスキャンやMRIはJDWNR病院のみ。消化器感染症の下痢症,赤痢,腸チフス,A型肝炎,ジアルジア症は,旅行者がかかりやすい。狂犬病にも注意が必要。高山病で運動時の息切れや山酔いが出ることもある。頭痛、食欲不振、吐き気、手足や顔のむくみやめまい。南部インドとの国境地域では標高が低く高温多湿のためマラリアも発生する。

ブータンを訪れた人が口をそろえていうのは、「昔の日本に似ている」。田んぼの畔道、和服を思わせる民族衣装。霜焼けの子どもの笑顔。 ティンプー,パロはともに標高は約2,300メートル。北海道や長野のような寒さ。山の国。仏教の国。
 生活も感染対策も厳しい状態が続く。

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