新型コロナウイルスで失業や解雇、コロナ酒税で見える労働者の苦境

インド都市部の失業率が5月、27%となった。全国では2020年4月だけで1億2千万人が職を失った。都市部で失職した出稼ぎ労働者が農村に帰り、感染地域を広げている。インド経済監視センター(CMIE)によると、インドの失業率は27.1%と過去最高。アメリカの4倍。4月の失業率は23.5%で、3月の8.7%から急増した。ロックダウンが原因。失業した1億2,200万人のうち、9,130万人は小規模な商人と労働者。サラリーマン(1780万)、自営業者(1820万)も仕事を失った。2017年7月は3.4%で43か月ぶり更新。
 営業再開された酒店の前では酒を買い求める客同士の距離を保つために地面にチョークで並ぶ位置のしるしが付けられたが守られない混雑の行列。インドの飲酒は最近の習慣。宗教上、自己規制が厳しかった。グジャラート州では飲酒が違法とされているが、中流層の増加と共に酒の消費量も近年大幅に増えた。ステイホームで需要も増した。
 酒に酔うと、血液に溶け込んだアルコールで 脳が麻痺する。気晴らし、騒ぎ、即興、無邪気な発散。カイヨワ。1930年代、禁酒運動は反植民地運動の重要な活動で金貸しや暴利の酒税をかけるイギリス植民地主義の手先とみなされた酒屋が襲われ飲酒はタブー視されてきた。キリスト教徒の禁酒テンペランス運動は、 ガンディーの運動にも影響を与えたとされる。サトウキビ蒸留酒のアラックは南部で禁止された。とはいえヴェーダの祭礼ではホーマ酒が必要で、農民や都市労働者が脳が麻痺することで肉体を酷使できる

 酒販売に70%の「コロナ料金」で感染対策違反を防ぐ。デリー首都圏政府は緩和策の一環として再開に踏み切った酒類販売で小売価格に70%の「特別コロナ料金」を課すとの方針を5月に明らかにしている。営業再開では複数の店で多数の客が距離を空けずに行列を作る事態に。店舗での混雑を避けるために、特定の酒屋を指定された日時に訪れることができる電子クーポンシステムも導入されました。デリー政府は2020年6月、このアルコールから70%の「特別コロナ料金」を削除し、6月10日から新価格が施行された。窃盗が増加したからとのこと。朝令暮改で混乱が広がる。柔軟で迅速な社会実験でもある。

 JCBインドはパンデミックの中で400人の従業員を解雇。5月と6月の製品の需要は、前年同期に比べて80%減少。土木建設機械メーカーのJCBインドは労働力を調整するため400人の正社員を解雇と現地報道。JCBインドは5,000人以上の従業員。

 連邦保健省は感染症例の倍増時間は、数週間前の15.4日から17.4日に改善したと発表。少し倍になるのに時間がかかるようになったということ。3月25日に封鎖が課された時には3.4日だった。実数では同じ日に初めて1日10,000を超える感染事例があった。回復率も49.47パーセントとよくなっているという。1,47,194人が回復。24時間で、合計6,166人の患者が治癒したとのこと。
 苦境の中、海外からの投資受け入れにはより柔軟になっているという。

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