なぜ妊婦は金環蝕を見てはいけないのか?【新型コロナのインドでのスピリチュアル】

インドでは日食について妊婦と子供のためのガイドラインがある。2020年6月21日の国際ヨガの日は、夏至に最も近い日として選定された。環状の日食は金環蝕。地球、月、太陽が一直線に並ぶスピリチュアルな日はインスタ映えもする絵にもなる。月は、アポギーと呼ばれる地球から最も遠い地点の近くになり太陽の外縁が日光の輪として後光のようにパワーを示す。
 妊娠中の女性に有害な不幸な期間であるとする考えがある。これを迷信といっていいのか、わからない。女性は日食を肉眼で見るべきではなく、ステイホームして戸外にいるべきではないとされる。日食の間はナイフのような鋭利な金属を使用してはいけないともされる。ヘアピン、ジュエリーなどの着用が避けられる。ベッドにのみ座るようにも女性は勧められる。なぜ女性なのか。物語的社会拘束。日食の前後に入浴しなければならないといったところに不浄の概念も見える。
 子供は裸眼やフィルタリングされていない望遠鏡や双眼鏡で直接太陽を見ないように指導される。このガイドラインは科学的。というか、常識。2020年6月の金環日食は、インド標準時(IST)に従って6月21日の午前9時15分に始まり、完全な日食は午前10時17分から。最大日食は午後12時10分に発生。

 ヒンドゥー教の寺院では12時間前から門が閉鎖された。2019年7月2日には皆既日食。12月26日には金環日食が観測された。
 日食の前夜は新月。緯度の低い南インドでは、アンドロメダ銀河やオリオン座、冬の大三角形が天頂近くを通過していくのを見ることができる。天の川、夜明け前の数時間は、南の空低くに南十字星。やはり妊婦への禁止は月の満ち欠けからの発想なのだろうか。 
 新型コロナウイルスで禁止事項が増えている。目に見えない敵が増えると、目に見えない力が生まれてくる。

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