新型コロナばかりに目がいきがちだがインド経済は農業や製造業の力強さも見える。
インドの農機大手3社の農機販売台数は農家支援策もあって6万158台と、前年同月に比べ22%増えた。マヒンドラ・アンド・マヒンドラは国内トラクター市場で4割強のシェアを握る。都市封鎖の影響で4月は前年同月比83%減と落ち込んだが、5月には2%増に反転し6月はさらに伸びた。インドの農業は4月までの乾期に麦類が豊作だった、農家支援で農家の購入意欲が高まった。バッタもあったが跳ね返す成長力ということか。すそ野が広く奥行きが深いインドの農業。
プロパティコンサルタントのCushman&Wakefieldによると、インドは、コスト競争力と運用条件の点で、48か国中、世界の製造拠点で3位にランクされた。コスト競争力と運用条件の点での評価。中国とアメリカに次ぐ。コストでは、インドは中国とベトナムに次ぐ3位。ただし、インドはリスクシナリオで30位にランクされている。
リスクはコロナで高まったのだろうか。