命あるものをいただくことへの罪の意識?【新型コロナ対策として肉食禁止を訴えたインド人をキワもの扱いした根拠は何だったのだろうか】

いままでになかった危機がおきたときに人間はなぜかと考える。たいていは、自分が罪の意識を持ちながら無視していたツケのようなものに帰結する。あるいは、自分以外の何か、最近に変化のあったものと結びつけようとする。自然コース)未知のウイルス→人間以外の存在→中間宿主への接近→自然破壊→都市化→大量消費社会→生き方→職住接近→自然食→昔の食生活→野菜中心→ゴミ問題→エネルギー→二酸化炭素。政治コース)未知のウイルス→科学の暴走→軍事目的の研究→悪者の他者→中国陰謀説→米中衝突→分断→共生の必要→地球共和国。
 接着力のある言葉や概念が、さまざまな出来事をひとまとめにしながらステレオタイプを構成していく。善悪ではなく、現象。
 自然コースを見てみる。
 別稿で以下の趣旨のことを書いた。家畜やペットなど動物と近く暮らすようになったときから始まった感染症。肉と牛乳だけを得るにも病原菌は必ずついてくる。野生動物を売買する中国の市場からSARS重症急性呼吸器症候群や鳥インフルエンザが発生。豚インフルエンザはメキシコの豚飼育農場で発生。生物の多様性が生存のための抵抗力。
 スウェーデン・ウプサラ大学の感染症教授ビョルン・オルセン教授の『パンデミック』。人口増加による自然破壊、それにより動物と近く暮らしすぎることで人間が感染症にかかる危険性。オルセン教授の説く「肉食を減らし多様性を守る」必要。肉食が健康にも環境にも悪いという意識が高まったスウェーデンでは15~24歳の15%がベジタリアンかビーガン。

 2020年7月7日付のBBCによると、国連の専門家たちは、COVID-19などの感染症の増加は、動物性たんぱく質の需要の高まりや、持続不可能な農業慣行、気候変動によるもの。報告によれば肉の消費が増えていることや環境破壊がパンデミックの原因。家畜と肉食。
 プラントベースの商品。モスバーガーが全店舗で発売したPLANTBASED GREENBURGER。伊藤ハムと日本ハムの植物性のハムやソーセージ。ファミリーマートのビーガン弁当、LAWSONのベジフード。

 人間は自然界をコントロールできると考える傲慢か、傲慢をなくせると考える傲慢か。少なくともきょうも私は肉を食べている。でも野菜もおいしい。ウイルスが生物ではないという理由を改めて考える。

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