SNSの憎悪や敵対を放置して置くと何が起きるのか?【FB上のヘイトスピーチがイスラム教徒の警戒感を高める】

フェイスブックはインド人民党(BJP)に所属する議員がヘイトスピーチに関する規定に違反したとして議員のアカウントを停止した。WSJが伝えた。アカウントを停止されたのはT・ラジャ・シン氏。フェイスブックはユーザー数では3億と世界最大市場で規制に動いた。フェイスブック上の過激なコンテンツの扱いを巡り議論が高まっていた。
 野党の国民会議派は右派与党の政治家によるヘイトスピーチを放置してきたとしてFBとBJPの関係を議会が調査するよう求めている。一方でインド人民党の議員の中にはFBが国民会議派左派に傾斜したプラットフォームだと指摘する声もある。FBは個人の政治的立場と無関係にヘイトスピーチを禁じる立場をとっている。
 インドでは、ヒンズー至上主義の与党インド人民党(BJP)の政治家が、「イスラム教徒は裏切り者」「モスクを破壊せよ」「ロヒンギャ難民は射殺」などのヘイトスピーチを投稿してきたがFB側は削除やアカウント停止をしてこなかった。イスラム教徒とヒンズー教徒の恋愛や結婚を「愛のジハード」と攻撃。ヒンズー教が神聖視する牛を食べるイスラム教徒やキリスト教徒を攻撃した問題でも、FBなどのSNSが影響した。イスラム教徒が新型コロナウイルスを拡散しているという投稿も広がっている。
 FB上のヘイトスピーチも深刻な問題だが、ワッツアップのように公開されない通信で広がる投稿にも注意が必要だ。

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