インドルピーはロックダウンで暴落のあと回復したがこのあとどうなるのか

ルピーはサンスクリットのルピヤを語源とするインド古来の通貨単位。1835年にイギリス植民地当局が180グレーン(0.065g)の銀貨を1ルピーと定めて以来、イギリス領インド地方の統一的な通貨となってきた。1899年に金本位制度が採用され、国内取引ではルピー貨が使われた。国際取引はポンド貨との定率交換で金と結びついた。第1次大戦で銀の価格が高騰したため,1917年にはルピーはポンドと切り離された。27年から1ルピーは1シリング6ペンスに固定された。インド・ルピーは75年9月24日から変動相場制になった。計算式は公表していない。
 ルピーは、インド株投資を背景に9月上旬に一時、約半年ぶりとなる1ドル=72ルピー台まで上昇した。3月の都市封鎖後に一時、史上最安値となる約77ルピーまで下落したがインド大手財閥への相次ぐ巨額投資など海外マネーが流入した。主要株価指数SENSEXを押し上げたが20年度でも2桁前後のマイナスになるとの予測は多い。輸出を増やしたいインド準備銀行が一定のルピー安を容認しているとの見方もある。
 英字では「Rs」と、ISO 4217では「INR」と表示される。2010年7月15日「Rs」に代わる通貨記号の採用を決めた。現在のルピーの基となった銀貨は、16世紀前半にスール朝を創始したシェール・シャーによって発行されたもの(銀175グレイン=約11.34g)が最初とされている。このルピー銀貨はその後のムガル帝国でも広く流通し、イギリス東インド会社もルピー銀貨と等価の硬貨を流通させた。
 モディ首相が高額紙幣の停止を発表後100ルピーへの需要が集中し混乱が生じた。電子マネーが流行・普及した。通貨記号は、デーヴァナーガリー文字のとローマ字の「R」の縦棒を除いたものの合成。2本の横棒がインド国旗の三色の横縞を引喩。「=(イコール)」記号は国内の経済格差を縮小させようとする国家目標。
 1996年に発行開始され、現在流通している紙幣は「マハトマ・ガンディー」シリーズと呼ばれる。新札には偽造防止技術が付加されている。透かしなどに加え、セキュリティー・スレッド、潜像、パールインク、マイクロ文字、表裏透過レジストレーション、ユーリオンなどが採用されている。
 紙幣の言語には、表面にヒンディー語・英語、裏面には、アッサム語・ベンガル語・グジャラート語・カンナダ語・カシミール語・コンカニ語・マラヤーラム語・マラーティー語・ネパール語・オリヤー語・パンジャーブ語・サンスクリット・タミル語・テルグ語・ウルドゥー語の合計「17言語の言葉」で書かれている。
 インドの感染者は回復率も高く、また感染者死亡率も低い。製造業購買担当者景気指数(PMI)は8月に50を超えた。サービス業PMIも9月に50をほぼ回復。インド中銀のMPCメンバーは合計9人。ダス総裁以外は概ねタカ派もしくは中立派で加入したメンバー2人はハト派、金融緩和を選好。
 もまれもまれているルピー。

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