インドがナイジェリアと宇宙探査協力協定署名【安価な衛星打ち上げ技術などが注目される】

インド宇宙研究機関とナイジェリアのアブジャにある国家宇宙研究開発機関(NASRDA)が10年以上にわたって続けてきた交渉を正式ものとして結実させた。ナイジェリアはアフリカの地域大国。国名の由来は、この国を流れるニジェール川を英語読みしたもので、「ニジェール川の国」という意味。ニジェールは大きな川という意味。国旗は主要産業である農業と森林、白は平和を表している。3つに区分けは、北部のハウサ人、西部のヨルバ人、東部のイボ人の3民族を表している。
 ナイジェリアは石油大国でビジネスの可能性が大きい。ギニア湾の奥に位置する。首都はアブジャで政治の中心地。南西部にあるラゴスは西アフリカ最大の都市で経済の中心地である。邦人の企業関係者のほとんどがラゴスに住んでいる。北部にはイスラム教徒、南部にはキリスト教徒が多い。そして様々な民族が集まっている。一国をバランスよく治めることは難題。大統領の南北ローテーションという政治の不文律がある。大統領選挙で北部と南部の候補が交互に選ばれてきた。伝統的に州知事が非常に強い影響力をもっている。 ムハンマド・ブハリ大統領は軍人。カツィナ州出身のフラニ人で、イスラム教徒。クーデターで指導者となったがクーデターによって打倒された。2015年の大統領選挙で当選した石油大臣の際に来日経験もある。
 ボコ・ハラムは2002年に誕生した。北部のチボクという町で女子学生が多数誘拐されるという事件が国際的に大きな反響を呼んだ。ナイジェリア北東部を活動の中心根拠地としている。依然として、各地で市場などを狙った自爆テロが発生している。アフリカの海賊と言えばソマリア沖が有名だが、ギニア湾でも海賊が増えている。
 人口は1.7億、1.8億。石油大国。製造業が発展しないと雇用が生まれにくい。国家予算に占める石油歳入のシェアは44.7%を占める。油価に左右される。
 世界銀行のビジネス環境を指数化してランキングで2013年にはナイジェリアは131位でその下がインド、上がブラジルだった。日本の企業にとってナイジェリアは治安面の不安や電力不足などの問題のため進出先として難しい国。ナイジェリアが属しているのは西アフリカ経済共同体(ECOWAS)は仏語圏と英語圏が混じる西アフリカ諸国の経済統合で事務局本部はナイジェリアにある。ナイジェリアが他の14か国より圧倒的に大きい。
https://www.i-ise.com/jp/column/hiroba/2015/201508.html

 石油に恵まれていながら、世界銀行によると、2017年のナイジェリア国民一人当たりの所得は1,968ドル(約21万8,000円)。

 インドに滞在するナイジェリア人が多い。英語が広く普及、コンピュータ関係の教育が盛んで、アフリカのIT大国。
 イギリス連邦加盟国。民主的世俗国家であることが憲法上で規定されている。多数の王国や部族国家が存在してきた。2014年に西アフリカでエボラ出血熱が流行した際には、この伝染病はナイジェリア以外の3つの国では猛威を振るったが、ナイジェリアでは各国に先駆けて効果的に封じ込めと除去が行われた。独自の保菌容疑者の追跡法がのちに各国で用いられることになった。たとえばアメリカでエボラ出血熱の感染が確認された際にもこの方法が採用されている。
 12代大統領オルシェグン・オバサンジョは初の民主的選挙で大統領に当選した人物。2010年副大統領のグッドラック・ジョナサンが大統領に就任。第15代大統領はムハンマド・ブハリ。
 国民の半分は農林水産業に従事しており、中でも主食であるキャッサバやヤムイモの生産量は世界一である。輸出作物としては、カカオや天然ゴム、ゴマの栽培が盛んである。トウモロコシの生産も行われているが収量はヘクタールあたり2トンと著しく低い。
 食品工業やセメント製造を中核とするナイジェリア国内最大の企業グループのひとつであるダンゴート・グループ総帥アリコ・ダンゴートが、ブラックアフリカで初めてフォーブスの長者番付にランクインした。インターネットカフェから世界中にスパムを配信するインターネット詐欺(いわゆる「ナイジェリアの手紙」詐欺)など犯罪に関わる状態があるといわれる。
  ナイジェリア男性のY染色体から、日本人固有のY染色体系統であるハプログループDに属する多数の一塩基多型が見つかった。日本人の男系祖先のルーツは、チベット、アンダマン諸島(ジャラワ族、オンゲ族)、フィリピン(マクタン島)に続き、ナイジェリア人に近いことが分子生物学によって明らかとなった。
 映画は人口10億人以上のインドとほぼ同数の作品が製作されている。人口比あたりの映画制作数では間違いなく世界1位。ナイジェリア全土で作られる映画は「ナリウッド」とも呼ばれる。ナイジェリア出身の人物としてはイブラヒム・アッボーラ・ガンバリ(国際連合事務次長)、ディック・タイガー(ボクサー)、ボビー・オロゴン(現在は日本国籍)、関口メンディー(EXILEのメンバー。母親は日本人)、オコエ瑠偉 (野球選手、母親は日本人)。

 2018年9月、北京の人民大会堂で習近平主席はブハリ大統領と会見。「中国の支援があったからこそナイジェリアは西アフリカ初の都市鉄道、アブジャ都市鉄道を開通させることができた。それは中国の技術と質、スピードを十分に反映している。ナイジェリアは「一帯一路」構想を称賛し、「一帯一路」共同建設に加わることを望んでいる」

 インドの安価な衛星打ち上げ技術でアフリカの国々が宇宙で存在感を増すことになるのだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください