マントラ

インドの聖典に書かれた言葉であるのがマントラ。日本での真言とは少し違うようだ。人が書いたものではないと考えられている。宇宙からの英知を受け取ったものが天啓でありそれがマントラだと考えられている。スムルティは口伝書。人が作ったものであるかどうかで区別される。先生から生徒に口伝で伝わってきたもので、代々脈々と伝えられてきた。オームの音から始まった創造物の源だと考えられている。ヴェーダのチャンティングは発音の正確さが大事になる。サウンド・ファースト。発音を正確にするためのルールがある。ヴェーダを引き継いでいる家系によって異なる。
聖典ヴェーダの言葉は修行をしたバラモンしかマントラを唱えることができない。外国人や女性がとなえることが難しいが、パタビ・ジョイスのアイアンガーを生んだクリシュナ・マチャリヤの息子のT・Kデシカチャが学校を作っている。人種や性別や職業、宗教にかかわらずオープンにした。ただし6ルールは守りましょうということで広まった。ヨガ・マンディラム。やはり発音が大事。
マントラを唱えると意識を変容させることができる。呼吸法にもなる。音瞑想。自分でとなえることによって自分が変化する。ヨガの文化の中では、精神的な成長の中。アシュタンガ・ヨガ。アーサナ。ヨーガスートラ。ガーヤトリ・マントラ「オーム スーリヤ ヤ ナマハ」。キールタンは歌うヨガ。
マントラは、サンスクリットで、本来的には「文字」「言葉」を意味する。真言と漢訳される。密教では仏に対する讃歌や祈りを象徴的に表現した短い言葉を指す。宗教的には讃歌、祭詞、呪文などを指す。インドではヴェーダ聖典、またはその本文であるサンヒターのことをいう。タントラ教ではシャクティ崇拝の儀礼の際に用いられる祈祷の定型句、ヨーガ学派では音声による修行法を意味する。

密教では真言を念じて心を統一する真言陀羅尼が重要視されたが,日本ではこの実践を基礎に空海により真言宗が確立された。諸仏を象徴した種子と呼ばれる悉曇文字も真言の一種。

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