サフラン色
インドでは蓮の花がオレンジ色に咲く。ライスの着色に用いられる黄色がかった橙色のサフラン色が蓮をモチーフにしたインド人民党のシンボルカラーだ。一九八四年に二議席だったインド人民党は、今回の選挙で三〇三議席にまで伸びた。インドのカレー屋にいって店主に感想を聞くと「15年」と即答された。モディ氏が五年後の選挙も勝つことが決まったというのだ。たしかに氏をとってかわる有力なライバルはみあたらない。目立つのは、アンドラプラデシュの雄、キリスト教徒で父の地盤を新たな反中央の拠点に変えたジャガモハン・レディ氏。同じく国民会議派から離脱した生まれたトリナムル会議派のバナジー氏か。ガンディー家の復活の道は厳しい。
1984(総議席514) 2対414
1989(人民党全国政党へ) 89対195
1991(バジパイ時代) 120対244
1996(与野党逆転) 161対140
1998(勝利して核実験) 182対141
1999(地域政党拡大) 182対114
2004(シン氏を頭に) 138対145
2009(顕著な経済成長) 116対206
2014(モディ氏を顔に) 282対44
2019(人民党の時代へ) 303対52