新型ウイルスの致死率、インドでは女性のほうが高い?【データを積み上げていく必要がある】

インドの女性はウイルス検査を受けるのが遅い。イタリア、中国、アメリカでは感染者は男性のほうが多い。致死率も男性のほうが高いのに、インドで5月20日までにCOVID-19で亡くなった人は、患者の致死率は男性が2.9%、女性は3.3%。40~49歳の年齢層をみると、男性の致死率が2.1%に対し女性は3.2%。5~19歳では死者は女性だけ!!

 男性は一般には心疾患や高血圧などの基礎疾患が多い。喫煙者は男性のほうが女性より多い。男性は女性より手を洗う回数が少ないとも。女性のほうが免疫力があるとも。エストロゲンのようなホルモンが上気道感染に免疫反応を刺激する作用があるとも。
 インドの女性は医師の診察を受けず家で自ら治療することが多い。女性の健康は関心を払われにくい。1918年のスペイン風邪ではインドでは女性が男性より多く死亡した。

 インドの女性は男性よりもCOVID-19で死亡する可能性が高いが、その理由を知るためにより多くのデータが必要である。インドでは、COVID-19に感染した患者の3人に1人(34.3%)が女性。バングラデシュとパキスタンでは、男性と女性のCFRはほぼ同じ。
 インドの女性が過度に影響を受ける可能性がある理由。栄養。全米家族健康調査(2015-16)によると、15歳から49歳の年齢グループのインド人女性のほぼ2人に1人(53.1%)が貧血であり、男性の4人に1人(22.7%)の倍以上。薪。調理による室内空気汚染は、女性の健康に悪影響を及ぼす。肺炎と関係するのか。
 女性がより多く死んでいることを一般化することは正しくないとの見解もある。
 データの積み上げが必要だ。

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