世界で感染3000万死者数100万に迫る中インドは感染500万【検査数が多く致死率が比較的低い】

 世界の感染者数が2020年9月18日に3000万人超えた。インドや欧州で感染が拡大し8月11日に2000万人を突破してから、40日足らずで1000万人増えた。9月15日には世界の新規感染者数がこれまでで最多の36万人となった。世界の死者数は94万人に達した。
 インドで急増が続いており、1日の新規感染10万人規模となっている。アメリカは667万人で最も多いが、9月以降は、南北米大陸での感染拡大のペースは鈍っているのと対照的。

 ジョンズ・ホプキンス大学集計
世界 3000万3378人
米国 666万4021人
インド 511万8253人
ブラジル 441万9083人
ロシア 108万1152人
ペルー 74万4400人

 ダルマサラでは伝統的なチベット仏教の絵であるタンカをコロナウイルスから身を守るためにマスクをしながら描く。連合保健大臣のハーシュ・バルダンは18日国会でワクチンが来年初めまでに出る可能性があると語った。ウイルスを分離することに成功した数少ない国の中にインドがあると主張。インドの死亡率を現在の1.64%から1%未満に引き下げることを目指していると述べた。
 2020年1月30日に最初の感染例がケララで報告されてから1カ月にわたってインド国内での感染例が明らかになることは一件もなかった。その後も厳しい水際対策で外国人のインドへの入国を厳しく制限していたが、3月にインド各地で感染例のが相次ぐ。3月3日に5人10日に44人、24日に492人と急増。インド政府は当時としては世界でも類を見ない全土封鎖にふみった。3月19日のモディ首相の国民向けのテレビ演説。25日から3週間のロックダウン。社会的距離を保ち外出しないようにと訴えた。
 日本と異なり、インドではコロナ禍は当初から災害の扱いとされ「国家災害管理法」(National Disaster Management Act, 2005)が適用されたが、州政府と中央政府との対応の食い違いが混乱を拡大し、職を失った労働者の州間移動が感染防止策をちぐはぐなものにした。
 何が国別の比較に必要なのか。国ごとにやはり特徴がある。症状の広がりと薬の効き目を観察する医者のような気分になってくる。

画像

続きはこちら

さらに続きはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください