中印姉妹都市

インド南部カルナタカ州の州都ベンガルール市は2019年9月10日、中国の深セン市との姉妹都市交流の関係を結ぶことを発表した。ベンガルール市が姉妹都市交流を結んだのは、成都に続いて二番目。その覚書によると、都市開発でのデータ分析や技術開発で共通の課題を共有するという。姉妹都市提携は投資促進が目的ではなく、都市のスマート化に向けた省エネルギーや、道路のほかインフラ改善などの技術協力を行う目的だとしている。
 深センでは、1日に2万トンにのぼるゴミをエネルギーに変換するプロジェクトが進められ、経済特区の雄安新区では、自動車をすべて自動運転車とする自動運転シティとなる計画で、百度も自動運転車の試験走行をしている。
 カルナタカ州では、2019年の総選挙によりインド人民党が政権復帰し、新しい州首相にB・S・イェデュラッパ氏が渋滞解消のための道路整備などの都市整備のためのインフラへの投資を発表している。ベンガルールの地下鉄は、列車前方に障害物やほかの列車があった場合、運転士がブレーキをかけなくとも、システムが自動でブレーキをかけて停車させる自動運転のシステムを採用している。スピードの出し過ぎも制御する。
 右肩上がりの姉妹都市は、強味も悩みも共通のようだ。

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