インド感染1000万人【ワクチン接種の巨大オペレーション】

インドのCOVID-19症例の総数は毎日の症例数が減少しているにもかかわらず1000万を超えた。9月には1日あたり100,000件の症例が報告されていた。専門家は実際の数はもっと多いとみてている。
 インド政府は2020年12月19日、累計感染者数が1000万4599人になったと発表した。死者は14万5136人。死者の数はブラジルより少ない。3月下旬から全土封鎖を実施したが経済的影響に配慮し4月下旬から段階的に規制を緩和し大都市と地方の間で人の移動が増えた。ニューデリーではマスク非着用の際の罰金が500ルピーから2000ルピーに引き上げられている。
 インドでも今月、イギリスの製薬大手アストラゼネカと協力する地元の製薬企業など3社がワクチンの緊急使用許可を相次いで申請している。イギリスやアメリカなどのワクチンの接種の後を追う。モディ首相は「専門家が許可すれば、すぐに接種が始められる」。医療従事者などから接種を始める方針。

 GAVIワクチン連盟の推定によると、ワクチン接種プログラムの第1段階で14億ドルから18億ドルの予算が必要。今後6〜8か月で3億人に接種する予定。アストラゼネカ、ロシアのスプートニクⅤ。インドの独自のバーラトバイオテックのワクチン接種。
 ここ数週間で新たな感染率が急激に低下。保健省によると、これまでに950万がすでに回復。高い回復率。「全症例の3.14%」と強調している。ビハール州では、712人の新規症例、さらに6人の死亡。死亡者数1,347人。ビハールでは回復率が97.44パーセントとのこと。
 ケララ州とマハラシュトラ州は引き続き最悪の影響を受けている州。(2020月12月現在)アクティブな全症例の40パーセント以上を占める。33の州とユニオンテリトリーでアクティブな症例は二万を下回る。西ベンガル州19000人、ウッタル・プラデシュ州は18000人。保健省のツイート。マハラシュトラはスラムもあり密になる。医療先進集のケララも当初は封じ込めに成功していたが、じわりじわりと感染が拡大した。
 11月末での検査が1億3000万だった。3億人接種の巨大事業でワクチン外交も加速する。

900万
700万
400万
300万
250万
200万
100万

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